『「写真好き」の戯言』改め『寫眞機廢人の戯言』

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2008年02月15日

レチナ・オートマチック3

 去年10月30日の記事で取り上げたレチナ3C(通称大窓)の子孫で、固定鏡筒になってシャッタ優先AEが付いたものです。
 シャッタ優先AEとメータード・マニュアルを使えます。
 1960〜1963年に独逸コダックより438マルクで発売されていました。レンズは、レチナ3Cよりも格下です。


0802RetinaAuto3_1.jpg
 前面です。
 レリーズレバーは右手中指で押しますが、手応えが重いので、手ブレに注意が必要です。


0802RetinaAuto3_2.jpg
 背面です。
 ファインダは二重像合致式ですが、二重像の端はぼやけていて上下像一致式としては使えず、パララックス補正はありません。


0802RetinaAuto3_a.jpg
 上面です。
 左端は巻き戻しノブです(まだクランクは付いていません)。ノブの上面は、使用フィルムのメモ(手動設定)になっています。
 中央左はアクセサリー・シューです。
 中央右はフィルム・カウンタです。
 そのすぐ右にあるのは、後述しますが、フィルムカウンタをフリーにする釦であり、誤って押さないように半周のガード(縁)が付いています。
 その右前は、レリーズ・ケーブル接続孔です。
 右端は露出計で、「・4・8・16・」という目盛りがあり、設定したシャッタ速度に適合する絞り値を表示するものです。


0802RetinaAuto3_6.jpg
 底面です。
 巻き上げレバーは底面にあります。
 巻き上げレバーの脇にある釦は、フィルム巻き戻しの際に、巻き上げをフリーにするためのものです。
 底面中央の穴の正体は不明です。
 レンズ鏡筒の根元に黒い出っ張りがあり、これと巻き上げレバーと三脚用ねじを合わせた3点で、置いたときに水平になります。発条式寫眞機で見掛けるリトラクタブル脚と同じ発想です。


0802RetinaAuto3_a.jpg
 レンズは、シュナイダーのレチナ・クセナー45mmF2.8です。
 シャッターはコンパーですが、タイプは不明です。ボディ前面に独逸式のシンクロ端子がありますので、シンクロ接点付きです。セルフ・タイマはありません。
 尚、プロンター(バルブと、15分の1秒〜500分の1秒)が付いた個体もあるそうです。


0802RetinaAuto3_5.jpg
 最短撮影距離は約3フィートです。
 シャッタ速度は、バルブ、30分の1秒、50分の1秒、125分の1秒、250分の1秒、500分の1秒です。ダイヤルにクリックはありません。
 絞りは、F2.8〜5.6〜8〜11〜16〜22とオートです。


0802RetinaAuto3_9.jpg
 フィルム感度設定は、ASA10〜1250で、3分の1段刻みです。


 フィルムカウンタは、自動リセット機能はなく、減算式です。フィルム装填時には、
0802RetinaAuto3_3.jpg
軍艦部上面の釦を押しながら、
0802RetinaAuto3_4.jpg
軍艦部背面の釦を右に押す度に、カウンタが進みますので、フィルム撮影可能枚数プラス3に合わせます。
 レチナ3Cと違って、ストッパはありませんので、フィルムカウンタが0になった後でも巻き上げは可能です。


 裏蓋を開くには、
0802RetinaAuto3_7.jpg
底面の三脚用ねじ穴の周りのレバーを時計方向に回すと押し釦が現れますので、
0802RetinaAuto3_8.jpg
それを押せば開きます。
 尚、フィルム装填時には、巻き戻しノブを引き出します。強く引いても裏蓋は開きませんので注意が必要です。


 尚、この個体は貼革が赤ですが、赤いモデルがあったとは聞いたことはありませんし、底面の貼革は黒ですので、元々は黒で、後から赤に貼り替えられたものと推測します。
 速写ケースが付属していたようですが、手許の個体には付いていませんでした。
posted by 寫眞機廢人 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年02月07日

富士フイルムFinePixS8000fd

080207FinePixS8000fd1.jpg


080207FinePixS8000fd2.jpg


 1月3日の記事で取り上げた富士フイルムFinePixS8000fd(去年9月に発売)です。(実は、1月3日の時点では、既に注文済みだったのです)
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0126.html
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs8000fd/index.html


 コニカミノルタDiMAGE A2や松下電器産業DMC-FZ50と同種の、レンズ固定装着の所謂EVFデジタルカメラで、富士フイルムは「ネオ一眼デジタルカメラ」と呼んでいますがファインダのレフレックス光学系がないので「一眼レフ」ではありません。(EVF=Electronic View Finder)


 1月27日の記事に載せたDMC-FZ50がライカ判換算で35〜420mmと広角が弱すぎました。ワイドコンバージョンレンズで解決できると思っていたのですが、ズームを広角端にしたときしか使えなかったので、着脱が煩わしいし、24.5mmと35mmの間の焦点距離が使えず、FinePixS8000fdを買う羽目になりました。
 去年10月19日の記事に載せたDiMAGE A2は、ライカ判換算で28〜200mmと使い勝手の良い焦点距離でしたが、最高感度がISO800しかないので、通常撮影はISO1600迄で高感度モード(画素混合によって高感度ノイズを減らしていますから解像度は大きく低下)ではISO3200を使えるDMC-FZ50を買ったのですが。
 FinePixS8000fdは、ライカ判換算で27〜486mmで、通常(八百万画素以下)はISO1600迄、高感度モード(四百万画素以下)ではISO3200とISO6400を使えます。
 こういう経緯なので、DMC-FZ50は完全に無駄な投資でした。


 FinePixS8000fdは、辛うじて現行機です。まもなくFinePixS8100fdが発売されるのです。(FinePixS8100fdの発表は1月24日で、FinePixS8000fdを購入した後でした)
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0180.html
 早まったかなと思ったのですが、スペックを見る限り、画素数が増えた他に大きな改良点はないようです。スペックに載ってない高感度ノイズの違いは気になりますが。ま、FinePixS8100fd発売後ならFinePixS8000fdをモット安く買えただろうと思いますけど。
 但し、後述の新製品(1月24日に発表)のFinePixS100FSは、スペックを見る限り、千百万画素でもISO3200まで使えるし三百万画素以下ならISO10000を使えたり、フィルムシミュレーションモードがあったり、ダイナミックレンジを従来比4倍まで広げられたりと、魅力的です。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0179.html


 1月3日の記事にも書きましたが、FinePixS8000fdは、ハニカム配列撮像素子を使ってないことといい、他のスペックの大半が同じであることといい、オリンパスSP−560UZのOEMではないかと、個人的に疑っています。
 新製品FinePixS100FSが発表されましたが、FinePixS8000fdと違い、以前のFinePixS9100同様、スーパーCCDハニカムHRを使用しています。富士フイルムは、ハニカム配列撮像素子から普通のベイヤー配列撮像素子に転向したのでは、ありませんでした。因みに、FinePixS9100には手ブレ補正機能がマダ付いていませんので、購入の候補に入れませんでした。
 尚、FinePixS8100fdは、1月22日に欧米で発表されたオリンパスのSP-570UZとはスペックが違う点が多いので、SP-570UZのOEMではないと思います。


 閑話休題。
 FinePixS8000fdは、専用の充電池ではなく、4本の単三アルカリ乾電池または4本の単三ニッケル水素充電池を使います。個人的には、将来の電池の供給を考えると、専用の充電池よりも好ましく思っています。
 記録媒体はSDメモリーカード(SDHCにも対応)またはxDピクチャカードです。デュアルスロットではなく兼用スロットなので、2枚を同時に挿すことは出来ません。富士フィルムは以前からxDピクチャカードを使っていましたが、市場でSDメモリーカード(ミニSDやマイクロSDを含む)が主流になってきたからでしょうか、xDピクチャカードからSDメモリーカードに移行中だと思われます。因みに、FinePixS9100はCFメモリーカードとxDピクチャカードのデュアルスロットでした。蛇足ですが、オリンパスは、SP-560UZもSP-570UZもxDピクチャカードで頑張っています(コンパクトデジタルカメラにはxDピクチャカードだけでなくマイクロSDメモリーカードも使える機種が出ています)が、いつまで続けられるか疑問だと私は思っています。
 記録画素数は、アスペクト比が4:3のとき最大3264×2448≒八百万画素、アスペクト比が3:2のとき3264×2176≒七百十万画素(3:2ではこれよりも低解像度には出来ないのでISO3200やISO6400は4:3で撮らざるを得ない)です。(通常の用途には充分ですが、これがハニカム撮像素子だったら倍増するので大延ばしが出来ます)
 ズームが、DiMAGE A2やDMC-FZ50などと違って電動なのが、惜しまれます。
posted by 寫眞機廢人 at 07:32| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記
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